ENTWURFFIN は「Mame Kurogouchi」とのコラボレーションによるハットを製作いたしました。
今シーズンのMame Kurogouchi の「かたち」という最もシンプルな物質的要素への関心は、小石や貝、またはそれらを模した芸術品といった異なる文化や時代に出自を持つオブジェや自然の産物の収集へと向い、それらの「かたち」のみを抽出し、洋服へと落とし込むことで、新たな共通言語の創造を試みました。
Mame Kurogouchi の通奏低音を成す、私小説性とエレガンスのクラフト的習合というアイデンティティに加え、「かたち」という抽象概念の設定に対し、南雲詩乃は「調和と統制」を用いて回答します。
2025春夏コレクションのランウェイで発表された複数のルックで印象的に採用されたコンパクトなハットは、ENTWURFEINのクラフトにより、美しく繊細な素材(シナマイクロス)を用いながらも日常使いを可能にする強度を獲得、 両ブランドのアイデンティティである優美な曲線を伴うフォルムを纏うことで抽象と具体を見事に接続し、南雲詩乃の語る「静寂の美」へと帰結させます。
目深なデザインとオーガニックな曲線が緊張感とセンシュアルさを物語るヘッドピースの誕生です。
お問い合わせ先 : info@mamekurogouchi.com